Team Kumikoレーシングダイアリー
ラッテストーンN1耐久スクランブルレース開幕戦
2000年の今年、チーくみは昨年に引き続き「ラッテストーンN1耐久スクランブルレース」に参戦しています。
それも2台体制で参戦! チームも盛り上がっています。
その2台とは・・・
まずは93号車「マジョーラスノコAxisGA2」 江頭/庄司/佐藤
そして94号車「マジョーラスノコEP71」 大久保/石田/高橋
昨年はEP71とアンダーパワーなマシンながら「壊れない」「軽くて燃費がいい」「抜群のチームワーク」という利点を最大限生かし、全4戦ノントラブル完走を果たしました。
そんな耐久ノウハウを今シーズンはGA2に投入し、心機一転! 2000年のミレニアムレースイヤーを迎えました。
93号車のGA2は嶋田モータース協力の元、昨年のデータやアイデアを投入し、ジムカーナもどき仕様から
制作したマシン。NASCARをイメージしたSSUNOCOカラーはカッコイイ!
製作、ペイントもDIYで。予算の兼ね合いもあったけどクルマ1台作るのは
とても骨が折れた。制作日記は→http://www1.ocn.ne.jp/~tamamusi/index.htm
一方94号車は、昨年N1耐久に参戦していたEP71。ドライバーの大久保はトヨタの1級整備士(!)
+AE92&ザウルスJrのレース経験ありというココロ強い助っ人を得て
今回デビューレースとなる石田&高橋をバックアップしています。
前日にもてぎ入りし、まずは最初に庄司がコースイン。やっとまともに走ったといった感じ。というのもこのマシン、
前出している通りジムカーナもどき仕様を1から作り上げたもので、不具合がてんこ盛り。出るわ出るわトラブルの山を、一つ
一つ潰してはまた次のアクシデント。4月にシェイクダウンしたものの、まともに走れたのはホント数えるほど。正直言って、
この日走れてほ〜っとしました(^^;
この練習走行では直前に届いたG-ZONE製CPUを装着。1300ccの(ほとんどノーマルエンジン)なのに結構速い!
しかしここでオルタネータのボルトが抜けてベルトが無くなっている事が発覚し
水戸の部品屋まで買いにいく事に・・・
93号車はここでリアスプリング交換。(ベステックス製←軽くてしなやか)
耐久という事を考えて挙動を穏やかにする為リアのレート少し下げたり車高の上げ下げもしてみる。
94号車は昨年悩まされた水温対策をした事もあり好調に走っている。
もてぎ初走行の高橋と石田も(大久保はザウルスJrで経験済み)コースに慣れてきたようだ。
とりあえず無難に事前練習を終えメンテを行い、宿へ向かう。
宿は逆川近くの「樫の木坂」で「樫の木坂ステッカー」を貼ったら夕食時に焼酎とビール付きと
言う事だったのでしっかりといただきました。
岩風呂にも缶ビールを持ち込み半身浴で飲むとウマイ!
その後は卓球!またその後飲み直す。オイオイ次の日は大丈夫か?
さていよいよレース当日、スタッフはチームウェアに着替え(Tシャツを作ったのだ)
二日酔いに心配する事なく当日組と合流。
待機場所にはテントや「マジョーラのぼり」も立てて作戦会議や走行準備etc・・・
よりチームらしくなってきてるな〜と実感。ちなみに今回は監督不在なのがチト残念ですが・・・。
(そうなんです。監督はこの日、成田モーターランドでスクールの仕事があったのです)
天気は降水確率70%なのに晴れ間が見えて暑い! 朝パラついていた雨も乾き完全にドライです。
1600cc上下のクラス分けで争われるのでシビックと同じクラスなので辛いのですが
93号車が意外な(?)速さを見せつけAE86、AE101、AE111を押さえて予選11位
。94号車はS13を押さえて総合15位をゲットしました。
予選結果→http://www.twinring.co.jp/data/00result/0528_4q.htm
そしていよいよ迎えた決勝。ところがなんと93号車が決勝グリッドにつく直前に電気系トラブルらしき症状が出てしまいピットスタートに・・・。
すぐにチェックして他のクルマが1コーナーに消えるのを待ってからスタート。
ところがトップバッターの江頭が怒涛の追い上げで先行しているクルマをつつきまくり、その姿はまさに「玉虫色の弾丸」。
94号車の大久保もバッチリのスタートで前を抜いた!と思ったけど1コーナーまでにまた元に戻ってしまいました。(TOT)
怒濤の追い上げを見せ順調に周回を重ね、ドライバー交代のためピットイン。
超高速のドライバーチェンジで93号車は庄司にバトンタッチ。
94号車もタイミングをずらしてピットインし石田にチェンジ。デビュー戦だが
わりとリラックスしている。(前日のビールのせいか?)
2番手の庄司に変わってからもペースは変わらずガンガン行ってる。水温、油温も平気で問題なし。
石田もこれといったミスもなく周回をこなしている。
さていよいよ最終ドライバーにチェンジ。93号車は佐藤に、94号車は高橋(同じくデビュー戦)にチェンジ。
このピットインでは給油となり、給油コンビが「いい仕事」をしてくれます。
給油は1分間のピットストップが義務となりますが、2台とも1滴もこぼさず予定通り20L給油。
さてラストスパートといきたいですがタイヤのエア圧が上がりすぎてしまい
アンダーステアをごまかすドライビングになってしまいました。ペースは変わらず。
ブレーキも多少フワフワするが問題ないレベル。佐藤と高橋は車内の暑さにも負けず走ります。
ガソリン残量は93号車はガス欠対策をしてあるのでまず大丈夫。
(逆に症状が出たらすぐにストップしてしまうという事だが)
94号車はガソリンメーターが目一杯下がってしまい高橋は「ガス欠にちょっとだけびびった」
そうだがガス欠症状は出なかった。(EPはタンク形状が良いのです)
さあいよいよチェッカー。ピットロードでスタッフが手を振って迎えます。
チェッカーを受けた者へポストのオフィシャルも手を振って「おつかれさま」をしてくれます。
(ドライバーも手を振ったりして挨拶を返してるんだよ)
ゴールしたとき93号車の2台後ろが94号車。前後の順位にも余裕があったのを
確認していたので、ちょっと待って2台同時にゴールしときゃ良かったと今になって佐藤は思うのでありました。(実は高橋もそれを狙ってたが間に1台入ってしまった)
最終順位は93号車が総合8位、クラス7位でした。(あと1台抜いていれば入賞・・・)
94号車は総合11位、クラス9位。これはデビューレースだと考えると大健闘。
ピットスタートで出遅れた事と決勝でセットを変えたのが失敗し予選時よりイマイチな
フィ−リングになったのが悔しいです。(それでもコーナーは他車より速いが)
決勝結果→http://www.twinring.co.jp/data/00result/0528_4f.htm
さて、第2戦は8月6日。真夏の筑波サーキットが舞台となります。第2戦は2ヒート制のルマンスタート&ローリングスタートなので、もっと
セットを進めて暴れてやる〜! まだまだ速くなりそうです。プライベート制作でもここまでイケるってのを見せてやりたいっす。
チーくみを強力にバックアップして下さっている皆様(敬称略、五十音順)
アクシス,コクピット川越,嶋田モータース,日本サン石油,日本ペイント(株),ベステックス
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