21世紀の巨大クルマサークル構想
ヒトとクルマのNew Being
「ヒトとクルマのNewBeing」人と車の新しい付き合い方は、21世紀になって多様化が進んだのみならず、エネルギー問題、大気汚染などの環境問題など、大切な社会的テーマとして取り上げられるようになっている。車楽人アソシエーション発足当時の1989年コンセプトでは「実用的よりも趣味的にクルマと付き合ってゆこう」という提案があり、様々なクルマコミュニティ形成の場としてイベントを開催している。イベントのコンセプトワークでは、クルマコミュニティを以下のように4つのジャンルに分けて考えていた。 |
遊「クルマで楽しむ」 |
夢「クルマに楽しさを求める」 |
彩「クルマを楽しむ」 |
心「クルマが楽しめる」 |
表現が大まかなので、具体的補足を加えておこう。 |
遊=ドライブを楽しむことやモータースポーツドライビングにチャレンジするなど |
夢=高級なスポーツカーなど、憧れのクルマを手に入れたり、また目標に頑張るなど |
彩=カーオーディオを取り付けたり、洗車して気持ちよくクルマに乗ることなど |
心=自動車雑誌から様々な知識を身につけたり、仲間とカークラブを作るなど |
これらは、互いにリンクするものなので、明確に1ジャンルに拘束されるものではない。一般的には複合的コミュニティである。ここまでは、20世紀とは何も変わらない巨大クルマサークルの根幹を成すものだが、21世紀になって大幅に変わってくるのが世間的な例に違わず、インターネットの存在なのである。雑誌、ビデオ、インターネット(当時はパソコン通信が中心)、ラジオなどをメディア手段として当初から捉えていたが、インターネットの普及がコンセプトの発想自体を変えてしまうのである。 |