2001年4月03日施行
第20条
才能ないならどうしよう?
99y ラムズブレ−キパッドの伝導師だった頃(美祢サーキット)
[求む!ドライビング伝導師]
「思い続ければ才能が発揮される」と言ったばかりで、才能なかったら・・・とは何事だと思うだろう。念のためフォローしよう。クルマへの情熱「ドライビング」への情熱は持ち続けている。それでも「自分には才能がない」と思っている方はたくさんいる。筆者が正当な評価をして、明らかに「ドライビング」の才能があると思える方でも「自分には才能はない」と思いこんでいる人はたくさんいるということ。人それぞれの価値観の違い、才能の基準の違いだから仕方ない。なので、実は「才能ある」と思っている皆さんにも読んでいただきたい。
「ドライビング」を文化として定着させる力を持っているのは、こうした謙虚な皆さんだと思う。才能あると思う人たちは突っ走り、才能ないという人たちは突っ走る人を暖かく見守る。サークルなどでは当たり前のことだけど「ドライビング」集団であるはずのモータースポーツクラブにはこういうところが残念ながら少ない。同じクルマのオーナーサークルである場合など「俺は別に才能ないけど、好きだから走り続けている。仲間と楽しくやっているし、来るものは拒まずで、自分のレベルの範囲内で経験や知識は提供しているよ」という方々にたくさん出会う。今これを読んでいるあなたもそうでしょ。才能の有無、経験の有無、性別、年齢差、地域性を越えて「ドライビング」の輪が広がってゆく。インターネット時代の到来で、今まで不可能と思われたような情報を、すごいスピードで浸透させる事が可能になっているし。才能がないと思う方でも走り続けて「ドライビング」を続けて欲しい。自分の才能を信じてレースの世界に飛び込んできたのに、ステップアップを果たせなかったドライバー等の多くは「ドライビング」の現場から遠ざかっていく。中には本当に嫌気が差してやめてしまう方もいると思うけど、そうでないのなら続ける方法を見つけ出して欲しい。レースやサーキットだけがドライビングではない。レースの世界で培った「ドライビング」のノウハウを多くのドライバーに伝えて欲しい。才能がないなら、才能のある奴の背中を押してやろうではないか。そうすればきっと、日本にもモータースポーツ文化の根がたくさんはえてくるのだろう。
さて、第20条まで回りくどい話に付き合ってくれてありがとう。第21条からは、お待ちかねの実技編だ。第20条までを読破してくれた方々に、特別にインフォメーションを出しておきたい。街中で遭遇する、腹の立つ無能ドライバー思い付くまま10傑! ここまで読んでくれた皆さんも、きっと10傑に心当たりあるでしょ?
[交通事故は避けて通れる]にも今後登場予定の人々なのだ。これを機会に、是非そちらも読んでね。
○坂道の頂上付近やカーブ等の対向車が確認出来ない場所に平気で駐停車する奴
○高速道路の追い越し車線を100km/h未満で走り続ける奴
○優先道路に出るのを待っている時に、渋滞の列を詰めて来て絶対に入れない奴
○止まれ標識がない交差点でも安全確認で止まった前を、止まれ標識無視で通過する奴
○高速道路の本線合流で加速したあとにブレーキかけて本線合流できない奴
○駐車違反で通過車両の妨げをしているのに、堂々とドアを開けて荷物を降ろす奴
○歩行者の多い裏道を飛ばして、意地でも幹線道路よりも目的地に早く着こうする奴
○料金所でずっと並んでいるのに、お金を払う直前に財布を捜し出す奴
○右折禁止の交差点で、停止するまでウィンカーを出さずに交通の流れを止める奴
○見通しのきかない道幅の狭いカーブで、キープレフトが出来ないのに減速しない奴
まだまだネタはあるけど、10傑だからここではおしまい。固い話に飽きた頃にまた違うネタを書いて、箸休めすることにしよう。早食いは太っちょの元だから。